元ニートが倉庫の軽作業(事実上の重労働)の日雇いをやったら、搾取された話(工事中)

まさか日雇い労働で、秋元真夏1)秋元真夏とは、平成の国民的アイドルグループAKB48の姉妹グループである乃木坂46の人気中核メンバーのこと。似の女の子と出会えるとは…


先日、我輩は日雇いの求人サイト業界で最も評価が高いショットワークスたる求人サイトでお仕事を応募した。今からその体験談を記そうと思う。

職種は軽作業、キミに決めた!

日雇いに挑戦しようと決意してからすぐに、我輩はどの仕事に応募せねばならぬかについて深く思案した。

日雇いと言えば力仕事。だが、骨と皮で構成される痩身なる我輩が引っ越しの仕事なんかやった日にゃ、腰椎が崩潰ほうかいすること予想は容易たやすい。

思案の洞窟を抜けた先に見えたのは軽作業なる三文字であった。

この職種は、典型的日雇い労動の様相を呈しており、ほど良き重労働を労働者に要請し、かつ日雇い労動童貞なる我輩でもこなす能ふ仕事である。

そのほかの理由として、ネット上に転がっている一つの有名な説を検証したかった。「軽作業の求人に応募しても、実際は重労働の現場が多く、雇用側は悪質な誤解を意図的に誘発している」という説だ。気分は潜入記者である。

こうして我輩は物流センターの軽作業と称される求人に果敢に応募した次第である。なお、求人内容は以下の通りである。

・労働内容
ペットボトル飲料や缶ビールの入ったダンボールを大量に積まれた台車を指定場所に移動させる業務

・労働時間
8時間(08:30~17:30、1時間休憩及び2回の15分の休憩有り)

・給料
10000円(日払い、交通費支給有り、残業代支給、早く上がっても給料保証)

いざかん、ワンボックスカーで揺られながら

我輩は朝の五時に起床した。電車でゴトゴト、池袋から横浜の本社にむかう。業務開始前に本社で簡単な面接をおこなって、それに合格すれば会社の車で横浜から海沿いにある物流センターへ向かうのだ。

本社に着くと、我輩はさまざまな書類に署名と捺印をするよう求められた。

トラブルが起こった際の予防措置をとるために、さまざまな証拠を書類で残すのだろう。物流センターや工場は、特に事故の危険性が高いのだから致し方無い。とはいえ、気分はあまり良くなかった。

 

ワンボックスカー、ハイエース

 

我輩を含めた3人の日雇い労働者はワンボックスカーに詰め込まれた。いよいよ、勤務先へ出発進行である。

車内には、気まずくない大人の沈黙がそこにはあった。

滞納王および日雇いマスター2)七原くんは、光熱費・家賃・社会保険等を滞納し続けている。そのため、ニコニコ生放送の視聴者は、彼を畏敬の念を込めて滞納王と呼び表している。また、七原くんは工場のボタンをひたすら押し続ける仕事、イベント造設、あるいは交通量調査など、さまざまな日雇いをこなしているため、日雇いマスターという称号を頂戴している。である七原くん3)七原くんとは、バイトや派遣といった非正規雇用に抗いつづける三十代の配信者である。正社員になりたいけども、ことごとく面接に破れる姿は、多くの視聴者の心を揺さぶってきた。は、かつて自身の配信でこう述べていた。

明朝体文字、ワンボックスカー

我輩は、人生の先輩であり、かつ、日雇いの先輩である七原くんのこの主張を、律儀に順奉した。であるがゆえだろうか、日雇いの仕事に向かう異様なる沈黙は、なんだか居心地の良さすら思えた。

バンが高速道路に入り、海風が気持ちよさそうな風景が車窓から流れてくる。人間関係から解放された、凡人が知り得ない開放的境地。

我輩はそう思いながらそぞろに地平線の奥を眺めていたのであった。

現場にいた人々はなんと…

現場に到着すると、なんと女性ばかりであった。

若い子もいれば、オバさんもいた。屈強な体格を有している女性、なんてことはなく、普通の体型の女性がほとんどであった。

軽作業の現場と言うと、男たちが汗水垂らして作業服を汚す場所とばかり思い浮かんでいた。

新しい職場先に向かう前日、我輩はいつも、可愛い子がいないかどうかについて必ず考えていた。が、今回の男クサそうな仕事に関しては、「女子はいない」とばかり思い込んでいたのだから驚いた。

軽作業?いいえ、重作業である

我輩の業務内容は、大量の缶ビールやペットボトルが積んである台車をひたすら指定位置に運ぶ仕事である。この台車を、パレットと呼ぶ。

(パレットの画像)

このパレットを前から引っ張る様に運んだり、後ろから押して運んだりして、目的地を目指す。それを幾度も幾度も永遠繰り返す。これが、我が業務である。

先ほども述べたが、現場には女性ばかりである。この女性たちが、悠々とパレットを運んでいるのだ。

皆も想像容易いだろうが、大量の飲料水が積載されている台車を運ぶことは簡単なことじゃあ無い。クソ重いのだ。

普段家に引き篭もって、コーラを飲用することを生業としていた我輩は、パレットを運ぶ行為は苦痛以上の何物でもなかった。普段使わぬ精力をカラダ全身から振り絞り、汗水が噴出し続けた。

着用していたシャツは洗濯したての如く濡れていた。

女性の前で恥をかきたくない、という気持ち

我輩は普段、腕力よりも、知力を重んずる生き方をしてる。個人的な思想として、腕力は知力に劣ると思っているのだ。それ故か、超人的な持久力やたくましい筋力を有していない事実に対して、我輩はちっとも後ろめたさを抱かなかった。

しかし、実際に力仕事の現場に駆り出されると、自分の非力ぶりを直視出来なくなるほど劣等感が湧いて来る。女性よりも力が無いと思われたくない我輩は、今までにないほどマジメに仕事をしていたと記憶している。

一個一個パレットを運ぶのだが、その一回一回がとにかく辛い。このまま我輩は体力不足でぶっ倒れるのではないかと憂惧ゆうぐした。

だが、不思議なことであるが、途中から、後続的気分高揚ランナーズ・ハイ4)ランナーズハイとは、厳しい運動を続けている途中で、神経物質のエンドルフィンが分泌されて、気分が高揚する現象のこと。マラソンでよく見られる。が発生して、スキップしながらパレットを運搬する我輩がそこにいた。

運動とは素晴らしい。

このようなプロスポーツ選手でも言わなそうな陳腐な言葉が頭に思い浮かぶほど、運動不足者による運動のメリットは絶大なるものであった。よく、軽作業の仕事は運動になって良きという話を聞くが、全きその通りである。

学生時代の終焉と同時に運動を止めてから此の方、我輩は運動の効能の良さをすっかり忘れていた様だ。

可愛い女の子との、切ない会話

女性たちの中でとりわけ目を引いたのは、アイドルの秋元真夏に似ていた女の子であった。顔、表情、声、喋り方、全てがそのアイドルに類同していた。自分と同い年に近いと感じて親近感を抱いたのだろうか、彼女は、我輩に対して積極的に話しかけてくれた。

会話の中で、以下のようなやり取りをしたことをよく覚えている。

これから、定期的に入るんですか?


いや、今日だけです。


なんともない会話に聞こえるかも知れん。だが、我輩にとっては、とても胸にくる会話であった。理由は二つ。

一つ目。こんなに可愛い子と知り合え、仲良くできる機会を神から賜ったのに、今日でお別れせねばならぬが悔しいからという俗物的理由。

二つ目。こっちが大事だ。

彼女の問いかけを聞いた我輩は、咄嗟的に「こんな汚くて体力を使用する職場なんかに、定期的に働きに来るわけないではないか。一日で勘弁だ!俺はオフィスワークがしたいんじゃ!」という感情が湧いた。そんな自分を、なんだかダサくてみっともないと思った。これが二つ目の理由だ。

職業に貴賎無し。

しかしながら、我輩は、どうしてもこの仕事を本業にしたいとは思わなかった。これは職業差別なのだろうか?この考えに対する答えは難しい。実際、大企業の総務部の正社員が、スーツ着用を辞めて工場で働けと命令されたら、どんなに毎日綺麗事をのたまってる人でも、激しい心理的抵抗に悩まされるだろう。

ただ一つ、我輩が言えることがある。

このような我輩の葛藤が、ブルーカラーの人々の葛藤と類似しているのではないか。つまり、この日雇いアルバイトを通して我輩は、体力を駆使して働いている方々の気持ちを追体験したのだ。それだけで、我輩は、ここで働いた意味がある。

我輩はいつかデスクに座って大金を稼ぐ。そのつもりだ。その時に、此処にいる様な過酷な労働者たちのために、待遇の改善や精神面のサポートをして、我輩の心の中のわだかまりをキレイさっぱり無くしたい。そう思った。

無能なのに、我輩が上昇志向である理由は、プライドの高さ以外説明できなかった。が、先程の「労働者改革」を掲げることでどうだろう。なんだか我輩がいくらクズでも、味方が出てきそうな勢いである。

・場所は空港近くの物流センター。海が近く、風が爽やか。作業服の人と、私服の我輩。かつて、作業服ではなくスーツを着る大人になりたいと思っていた。今では仕事のできるカッコイイ労働者に見えた。だって、俺より仕事できるはずだから、汚れた作業服が新品のスーツよりかっこよく見えた。
・思ったより過酷ではなかったが、やはり普通に疲れるし、汗だくになる(夏なら多分死ぬ、着替えは必須)
・大量の食品製品が載っている台車をひたすら運んだり、所定の位置に置いたりする
・運動になるという話はよくあるが、本当に良い運動になる→お金もらいながら体力をつけられると考えると素晴らしい
・ゴリマッチョだらけかと思ったら、普通の老若の女性がいて、重い台車を物凄いスピードで運びまくってて、ガリガリの我輩はタジタジであった
・そのうちの女性の一人が可愛くて、乃木坂46の秋元真夏に似ていた。喋り方、声、雰囲気も秋元真夏であった。秋元真夏の兄弟か?「今日からいつも来るの?」と声をかけられ、残念ながら今日1日の勤務である。おそらく、シフト制で普通に労働者を雇っており、その穴を埋めるという形で日雇いを導入してるらしい。
・日雇いに乃木坂46のメンバー似の異性がいるって誰が思うのか?
・秋元真夏似のためだけに、この職場に通いたいと思ってしまった。俺がプレイボーイなら8時間の労働時間でラインを聞いて次に繋げるが、もう一生あえない。こうやって、我輩はいつも出会いを無駄にする。
・一人の女性労働者(20代後半ぐらい?)に気に入られ、腕を触られる
・日雇いあるあるとして、意思疎通不能なキレるおじいちゃん。一人だけいたが、他の人たちはさっきも言った通り、女だらけで、優しい人ばかりだった。

・30分残業するもガン無視される。抗議したら「別に残業代だしてもよいが、残業代は手渡しのことこになってる。そんなにほしいなら。横浜まで来てね。交通費は出さないよ」→もし残業代を取りに行ったら黒字が少し→搾取のやり方うまいなー
・日給10000円と交通費2000円まで支給と書いてあるのに、日給10000円だけ渡される→抗議すると日給10000円に交通費が含まれているとかぬかす

ステマなしで書いてるから良いことだけでなく悪いことも書く。その上で登録したいならすればいい。金に困ったら検討したらよろしい。日雇い専用の求人サイトはたくさんあるが、ぶっちぎりでショットワークスの求人数は多いし、ネットでも好評だし、他の日雇い専用の求人サイトは検討すら必要ない。

今回野交通費出さない件や残業代無視の件で、仲介者のショットワークスがどんな対応をするか見ものだ。

もし、ユーザーに親切なサポートがあれば全力でおすすめしたい。後日記事にする。

バイトルとかあのへんの大手アルバイト求人誌はあくどき派遣ばっかなので行くな。派遣の悪口はこちら→

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References   [ + ]

1. 秋元真夏とは、平成の国民的アイドルグループAKB48の姉妹グループである乃木坂46の人気中核メンバーのこと。
2. 七原くんは、光熱費・家賃・社会保険等を滞納し続けている。そのため、ニコニコ生放送の視聴者は、彼を畏敬の念を込めて滞納王と呼び表している。また、七原くんは工場のボタンをひたすら押し続ける仕事、イベント造設、あるいは交通量調査など、さまざまな日雇いをこなしているため、日雇いマスターという称号を頂戴している。
3. 七原くんとは、バイトや派遣といった非正規雇用に抗いつづける三十代の配信者である。正社員になりたいけども、ことごとく面接に破れる姿は、多くの視聴者の心を揺さぶってきた。
4. ランナーズハイとは、厳しい運動を続けている途中で、神経物質のエンドルフィンが分泌されて、気分が高揚する現象のこと。マラソンでよく見られる。

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