日雇いは、金を稼げるのみならず、嘘偽りない社会の陰惨さを知り得ることができるだ。
我輩は、借金も無いし、滞納も無い。貧乏であることは認めざるを得ないが、緊急を要する支払いが迫ってるわけでもない。それではなぜ、我輩が日雇いアルバイトを?それは深甚なる理由があるのであった。
理由1:自分は日雇いをするべき人間であることを認めたから
我輩は無能であるがしかし、プライドだけは人百倍高いという典型的ゴミクズ的性質を有している。
したがいまして、我輩たる生き物は、常識で底辺と位置付けられ、侮蔑さるる仕事に従事し、汗水を垂らし、僅かなる給料をありがたく頂戴する経験をすることはなかった。
それどころかむしろ、プライドを庇護するべく、家に篭りながら「あ、職業は、フリーライターです」と他人に現代風な職業を述べて詐称しつつ、時には、東大という学歴で他者を威圧しようと試みるが早稲田にすら合格できないというお粗末なる展開を生きることばかりしていた。
そんな折である。
当サイト「我輩はクズである」を更新するに従って、いよいよ我輩はクズであることを自覚し始めた。
我輩はクズであり無能である。しかしながらプライドだけが肥大化しすぎて、現実が我輩に追いついていかない。これは一体どうして起こったのだろうか。
然るべき順序を踏んでいないからではなかろうか?
我輩はようやく我に帰ったのである。